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ラベル(パイロット)が付いた投稿を表示しています

一番ペン

 しなーやかぁに歌って 淋しいときは~ うんたらかんたら 夜は33の回転扉 開ければそこには愛が溢れているのに~ ただ柔らかいだけではない、というか、しっかりとした弾力の上に成り立つしなやかな書き心地、これがカエデの一番の魅力です。今はペン先が固めに仕上げられた万年筆も多いので、カエデは柔らかいと感じる方も多いかも知れませんが、柔らかくないことはないけどそれだけじゃないんだなーというか、うまく言えませんけどとにかくしなやかで魅惑の書き味です。そうとしか言えない自分が悔しい・・・w そんなこんなで2022年、1度もインクを抜くことがなかった万年筆です。 というか、買ってからフル稼働です。たぶん。 樹脂含浸のカエデ材のボディもそこはかとなく艶っぽくなってきましたかね。

青春の後ろ姿

 あの日に帰りたい、調べてみたらユーミンがまだ荒井由実だった頃、1975年のリリースらしいですが、下って私が学生の頃にもガンガンかかっておりましたし、更に今も廃れない名曲ですね。 そんな学生時代、めっちゃ気に入ってこればっかり使ってた三菱のボールペンですが、いつの間にか廃番となり、まぁボディはいいとしてリフィルまで消えてしまい、適合するものを探したは探したんですがとうとう見つからずじまいで、諦めてたまに引っ張り出しては溜息ついて眺めるだけという状態だったわけですよ。 そうこうしているうちにすっかり青春の後ろ姿を忘れてしまったサチさんですが、ある日ふと、つらつらリフィルを見ていじくりまわしておりますと、 「ん?これってアクロインキに似てるんじゃね?」 ってことでセットしてみたところ、似てるどころかドンピシャのジャストフィットでした。アクロインキは他と互換性のないパイロットの独自規格とばかり思ってたんですが、実は内緒のなんとか規格だったんですかねー。 そんなわけでめでたく復活を果たした三菱/パイロット混合ボールペン、アクロインキも好きですが、これにはもっと太いやつだろうってことで、BRF-25BB-B、1.6mmの超極太ってやつを入れてみました。低粘度タイプではありませんが、超絶ぬるぬる、ちょっとダマができたりはしますが、紙によっては裏に抜けたりもしますが、えも言われぬ快感です。え ぶっとくて短い葉巻型、ややブラウンがかったガンメタ、音も無くスッと抜き差しできるバネカツラぽぃキャップ、ペン先部分を除きほぼオール金属のずっしりとした重厚感、たまらんっす。 先端にはスプリングが入っておらず、ボディ後端にやや固めのスプリングの効いた金属のガッチリした押さえが入っていて樹脂製の口金?部分にリフィルがはまり込みます。ノック式やツイスト式のような可動部がないせいかガタやフラつきは一切なく、ペン先は微動だにしません。カチャカチャ変な音も出ません。 ローラーボール以外ではキャップ式のボールペンも珍しいですが、ボディ後端にカッチリとはまり、太くて重いけど短いので手への収まりも良く、まぁまぁ普通に書きやすいです。つーか、まじで気持ちいいです。 全長はキャップを後ろに差して130mm、グリップはくびれたところで10.5mm、ゴムリングの下で13.5mmあります。重量はたぶん50gぐら...

エリートの復活

ぃや、あるのは知ってたんですが、なかなか機会がなくて・・・。 1969(S43)年、大橋巨泉さんの名(迷?)コピーで一世を風靡した伝説の万年筆、エリートS。その2代目、昭和49年モデルの復刻版の「エリート95s」です。 詳しいことはまたアレとして、とりあえず手にしてみた印象などを・・。 ■ パイロット エリート 95s 129/147 * 13 mm  14Kペン先 インロー嵌合式キャップ やべぇよこのペン!マヂで絶品だ!! エリートのMは絶品だ。Fは知らんけど。 持ってる万年筆の中で、いや今まで使ったことのある全ての万年筆の中で1番かも知れない。 完璧なペン先・ペンポイント、最適なフロー、絶妙なボディバランス・・・挙げたらきりがないほど全てが素晴らしい。 なんだこれ・・・一番最初に出会いたかったぜ。。 深い、深い深いディープレッドの軸に淡いパールがかったゴールドのキャップ、 しとやかにスッと抜けるインロー嵌合、脱いだらすごいのよって存在感抜群の大型14金ペン先、 まぢでやべぇ。 インクはそこそこ悩んだ末にカートリッジにして、ブルーブラックを選んだ。 つか、それしかなかった。 結果、大正解だろコレ♪ なんとかしずくとかいらねんだよ、青黒。純正の。 インロー嵌合式? 誰が考えた? バネカツラ式? 誰だよこんなの作ったの、気持ちよすぎだろ。 音しねーんだよ、音! スーッと入って(スコッて)はまるし。 首軸一体ニブだと? かっこよすぎるやんけ! でかいだろ、目立つだろ、金色で!! こんなのついてると思わないから、キャップ外してビックリすんだろ!!! まずい・・・ 黒も欲しくなってきた&Fも欲しくなってきた。 どうすんだこれ、インクも黒も見たくなってきた。 ア゛ーーーーっ!!! パイロットふざけんなよ 何本も買えそうな値段にしやがって 何本あってもじゃまにならないようなサイズにしやがって 困った・・。 今までのペン全部差し置いて一番ペンになりそうだ エリート95s ありがとう、パイロット! そして、パイロットを救ってくれた 巨泉さん、ありがとう!!!!! みじかびの きゃぷりきとれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ                    わかるね~ すぎちょびれで、 すぎかきすらで、 はっぱふみふみ。 その通りだよ。 何言ってんのかわかんねー...

Lucy

パイロットのページを見ているとひときわ異彩を放つ、いやひときわ放ってない万年筆があります。 https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/ デラックス漆・・・ 地味だし・・・ 普通だし・・・ なんか古臭くね・・・? 他に似たようなものもなく、デラックスなんてシリーズもなく、他の万年筆に紛れてぽつんと1本だけ途中に載ってんですよ。探さないとわかんないほど、ほんとにひっそりと・・・。 なんなんだこれ、売る気あんのか? 詳細ページ見ても「しっとりと手になじむ漆スタンダード」って一文があるだけで、あとは説明とかアピールとか一切ありません。色も違いのわかんないような黒赤青の3色だけ、模様とか装飾があるわけでもなく、ただの地味な無地。他にバリエーションもありません。字幅もFとMだけ。 なん、だ、これ、売る、気、あん・・・のか? のかのか?? ところが色々レビューを拝見しますと、 いろいろっつってもやっぱりマイナーらしくあんまり出てこないんですけど・・・ 曰く 「しっとりと手に吸い付くよう」とか 「手に取ると思わずじっと見入ってしまう」とか 「すべすべしてうっとりする」とか 「ここに戻ってきた」とか なんなのこれ? みんな何言ってんの? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ で、買ってみたわけですよ。 ■ パイロット デラックス漆 133 * 11.2 mm  14Kペン先 黄銅・漆塗り仕上げ うっひょぉ~~~!!! しっとりなめらかだよー 手に吸い付くよー ただのダークブルーじゃねぇ、うっとりするぜぜぜっ ぁ゛ーすべすべだし、なんかこう・・なんか、こう・・・・・あったけぇ。。 ごめんなさい、ほんとにごめんなさい。間違ってました、あたし。 こんな美しい万年筆見たことがありません。(この値段で) 書き終えて手から離すのが惜しくてこんなに切なくなる万年筆、他に知りません。(この値段で) あ゛ーもぅ体中に漆塗りてぇー 模様いらないから、いっしょに深いブルーに塗られたいわ♪

色彩雫はパーカーBBより粘度が高い

タ イトルで「エッ??」っと思われた方、実は私もそうだったんです。 はい、 「パーカーのブルーブラックは粘度が高いからフローが渋くてねー」 なんて平気でほざいてたわけですよ。 ところが、ある日『趣味の文具箱(何号だったか忘れました)』を読んでいて衝撃の事実がががっ! 1. まず、インクの特性を云々するには「粘度」だけではなく「表面張力」ってのがある。 2. して、フローに関わってくるのは主に表面張力(たぶん) ゲゲゲーッと思いながら手持ちのインクや知ってるインクをまとめてみたのが下の表です。 * 気に入って使ってるアッカーマン・ショッキングブルーやクロス・ブルーブラックについては記載がなかったので、自分なりの感覚でこんなもんかなーってところに入れておきました。 表面張力 mN/m  粘  度 アッカーマン・ショッキングブルー この辺? クロス・ブルー 68.99 0.93 モンブラン・ミッドナイトブルー 65.99 1.05 シェーファー・ブルーブラック 65.25 0.95 パーカーQUINK・ブルーブラック 65.14 0.96 プラチナ・ブルーブラック 64.08 0.99 プラチナ・レッド 63.65 0.98 セーラー・極黒 63.19 1.14 ペリカン4001・ブルーブラック 63.03 0.95 ウォーターマン・ミステリアスブルー 61.14 0.96 パーカーQUINK・ブラック 60.88 0.99 ウォーターマン・グリーン 60.67 0.96 ペリカン4001・ロイヤルブルー 60.50 0.94 ペリカン4001・ブラック 59.36 1.45 ペリカン4001・レッド 58.40 0.93 ペリカン4001・ターコイズ 57.25 0.88 ペリカン4001・シャイニーグリーン 56.33 1.82 プラチナ・ブラック 55.10 1.08 ラミー・ブルーブラック 54.18 0.96 色彩雫・冬柿 52.00 1.05 色彩雫・深海 50.63 1.03 色彩雫・紺碧 49.92 1.03 パイロット・ブルーブラック 48.51 0.97 色彩雫・月夜 48.25 1.02 パイロット・ブルー 46.75 0.96 セーラー・ブルーブラック 46.00 1.03 クロス・ブルーブラック この辺? エーデルシュタイン・サファイア 45.3...

CON-70 in シルバーン

泣く子も黙るシルバーン、なんつったってシル、バーン! アピアランスから書き心地まですべてが最強のパイロット/シルバーンですが、たった一つ弱点がありまして、なんだか知らないけど装着できるコンバーターがCON-40のみ(現行では)なんですよ。 なんすかCON-40って?カートリッジの半分しかインク入らないやつですよ。シルバニストの99%は怒ってますよ、つか、そもそもなんとかしろよCON-40!!!!! 一方、大容量 & ノック式で吸入簡単、みんな大好きCON-70N(新しくなってNがついた)ですが、どうもこれの頭を削るとシルバーンに入るらしいんですね・・・。 付くだけは付くんで装着して現物合わせしてみると、確かにちょっとだけ惜しいんですよね。 で、シコシコ削りましたってば。 全長を詰める必要はなく、角を少し落とす程度でピッタリ入りました。 こんなことなら最初から入るようにしとけよってなもんです。マジでどうにかならんのかいな。 ■ パイロット シルバーン・格子 (M) ってなわけでカートリッジよりもインク容量が増えた(たぶん)シルバーン、補充なしでしこたま書けます。 もう、嫌になるくらい書き続けられます。 まさに、最強!v

万年筆のオーバーホール

 少し前、先月のことですが、パイロットにオーバーホールに出していた万年筆が戻ってきました。上からカスタム・スターリングシルバー、カスタム・ストライプ、エリートs・格子の3本で、真ん中の箱に入っているエリート95sは調整の目安のサンプルです。 今回お願いした作業内容は 1.分解・洗浄 2.状態を確認の上、必要ならペン先の貼り直し(パイロット側からの提案) 3.カスタム・ストライプのフロー調整(インクの出を多く) の3点になります。 3本とも1970年代のかなり古い万年筆で、ペン先は首軸一体のタイプとなります。たまに「インレイニブ」と表記される場合もあるみたいですが、このタイプは前から差し込んで接着してあり、シェーファーなどのインレイ=象嵌というのとはちょっと違うようですね。 50年近く前の代物なのでさすがに接着も劣化してきており場合によっては書き味に影響が出ることもあるということで、今回は貼り直してもらいました。(少し前までは新しいペン先と交換もできたそうですが、部品枯渇で現在は貼り直しのみ対応可能とのことです。) それに加えて、真ん中の カスタム・ストライプについては、可能であればフローを上げる こと。 現状それほど不満はなかったのですが、割としっかり書かないといけない感じで、それはそれで用途によってはいいんですが、もう少しだけ、気持~ちインクが出ればもっといいかもなーとは常々思っていたので相談してみたところ「ペン先の状態を確認してみないとなんとも言えませんが、可能であればやってみます」というお返事をいただき、ほんじゃお願いしますということで。 同じタイプで同じ字幅(M)のエリート95sはけっこうインクドバドバ系で個人的には大絶賛の超お気に入りなんですが、これをサンプルとして「ここまではいらない、現状とエリートの中間ぐらいの感じで」と超絶アバウトなお願いをしてみました。 で、その結果がこれです。 いやいやいやいや奥さん、ビックリですよ@@! まさに思い描いていた通りの書き心地 (((๑≧▽≦)ノ彡☆  なんのストレスもなくスイスイヌラヌラ書けるし、かといってフローが良すぎてゆっくりしっかり書けないということもなく、ぜぜぜ絶の妙です!!! 久し振りに「いろはにほへと」書いちゃいましたよw このご時世でペンクリニックの開催などもほとんどなく、...

カエデとの日々

  この子の名前はカエデです。 ぃやカエデなんですって、名前が。 ■ パイロット カスタム カエデ ボディ:イタヤカエデに樹脂含浸  ペン先:14金 10号 (M) 筆記具の中でもとりわけ万年筆が好きですが、いちばん付き合いが深いのはこのカエデです。 文具屋さんの店頭で見かけて、ぉー♪ってなって、試し書きさせていただいて、木目の美しさ、手に取ったときの優しい感じ、柔らかで滑らかな書き心地、その他全てに一目惚れしてしまい、そのまま連れて帰りました。 んが、 お店では照明の具合がアレだったのか、テンションがおかしかったのか、とっても見目麗しいステキな姿形だと思ったんですが、うちに帰って開けてみるとなんか印象変わってて、白っぽくて、ん? なんつーか ・・・・・ 木?  ぃや、むしろ棒?? あれれ~?と思いつつもその書き味に変わりはなく、まぁ木軸は経年変化が楽しめるっていうしなと泣きながら自らを納得させて使い始めたわけですよ。 あたしはなんとかノート術とか手帳がどーしたとかいうのはあんまり興味がなくて、仕事もプライベートもメモもレシピも日記もアイディアも打合せも本の感想なんかも、何もかもいっしょくたに1冊のノートに時系列で書いてインデックスを付けるだけってやつなんですが、とにかく大量に書きまくります。もう、めっちゃ書きます。100枚ノートが飛ぶように売れていきます。五本指全部にペンダコできる勢いです。(できないけど) そんな中で、もちろん他のペンも使いますけど、まぁ8割方これですかねー。カスタム742なんかと同じ大きさの10号ニブですが、なんでも筆圧が高くなった現代人に対応した1993年頃の新しいスタンダードってののになる前の、ちょっと柔らかめのペン先なんだそうです。 がさつなあたしには、そうなの?まぁ言われてみればそうかもなーってくらいにしか感じられないんですが、とにかく書きやすいこと書きやすいこと、もう目ぇつぶっても書けるんじゃないかってくらいです。 時を経て、いつの間にかすっかり馴染んで手の延長みたいになって、もう6本目の指ですよ。手指の汗や鼻の脂が染み込んでツヤっツヤになったカエデ、嬉しいときも楽しいときも、元気なときも頑張ってるときも、常に側にいてあたしを励まし続けたくれたカエデ、もう一生これ使います♪

第二の航海

  ある日、とあるサイトをつらつら眺めておりましたら、あたしが生まれた年にパイロットの平塚工場で作られたという謎の(単に見たことないの意)万年筆を発見しました。 ! なにこの渋い着物着た岩下さんみたいな佇まい ! なにこの脱いだらすごいのよなめたらあかんでみたいな淡い金色のでっかいペン先 ! なにこの見たことないPのロゴ かかかかっこよすぎて悶絶 もう、ろくに調べもせず速攻でポチり。 注文したのが夜だったんで、翌日受付の当日出荷、注文の翌々日にはわが家にやってきました。 「こんにちは、シマ子と呼んでね」 「はいはい、ヨロシクね」 ってなもんです。 ■ パイロット カスタム ストライプ ボディ:ステンレスに蝕刻・墨入れのストライプ ペン先:18金 ホワイトゴールド (M) 135/154 * 12 mm 23g エリートなんかのインロー嵌合方式(バネカツラ方式)とも似た感触の嵌合部。音もなくスーッと入って、最後に軽くパチっと閉まります。 調べたら「板バネスライド嵌合式とクリックストップ式のハイブリッド」なんですと。前のエラボーなんかもこんなんだとか。 もう超絶気持ちいいです♪わけもなく脱着脱着繰り返します :p 1918年に株式会社並木製作所としてスタートしたパイロット、書くことに限りない情熱を注ぎ続け、1972(S47)年に日本人と日本の字に合った万年筆を作ろう、そうだそうしようシリーズ名はカスタムにしよう、ってことで現行のカスタムシリーズへと続く最初のモデル、その中の1本です。(らしいです。 購入サイト より半パクリ) 現行カートリッジもしくはコンバーター CON-40 が入ります。 コンバーターでちょっとだけインク入れて、とりあえず試し書き・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ぅにゃにゃにゃにゃにゃ なかなか良いではないか、シマ子。 前オーナーの書癖なども特段違和感は感じられず、普通にスラスラ気持ちよく書けます。 インクドバドバ系ではありませんが、速く書いても途切れることなく、紙やフローによっては滲んだり裏に抜けたりすることもあるパイロットの黒でちょうどいい感じです。 いったんインク出切るまでグリグリ書いて、その後じっくり洗いました。 インクが奥で溜まっていることもなく、ペン先周りにこびりついていることもなく、割としっかりメンテナンスしてもらってたよ...